ここ数日、天井を見上げることが多かった。
霊感なんて元々無いし、そんなに信じてない方なんだけど何だかみられてる気がして…。
耳鳴りがした日もあったよ。
マナベくんさ。君が倒れた事を知った時も
意味がわからなかったし
正直、ため息しか出なかった。
僕は物事を覚えておくのが苦手で
君は本当に色んな事を知っていたから
「ねぇ…◯◯ってなんだっけ」
『それ、△△△や』
「××××って▲▲と混ぜるんだっけ」
『せや、ちなみに▲▲と●●●を混ぜたら◻︎◻︎と同じになる』
ググレカスとかツイッターでは言ってるわりに聞くと即レスで答えてくれてたよね。
君が病院のベットの上で頑張ってる時に、
僕とマナベくんと今井さんの3人が初めて実際に会った時のことを思い出していて、
確か、場所は京都のヨドバシカメラの下にあるエビスバーだったんだけど
僕は3人だけだと思ってたんだけど、
今井さんが前田くんも居たって言うんだよ
でも僕ら2人の記憶って信憑性無いんだよね
こう言う時に君が
『ちゃうわ、◯◯人や』
って締めるの君の仕事だったんだけど。
ツイッター上での無駄話も出来なくなるんだと思うとまた天井を見上げてしまう。
何年の付き合いなのかももうハッキリは分からないけれど、
とにかく毎日何かしらやりとりをしていて
お互い会話のタブーも無ければ中身のない話ばっかりだった。
だからお見舞いに行った時も、
意識はないけど耳は聞こえてるって聞いてたから、ただただ普通にマナベくんに話をしに行こうと思ってて、
でも、いざ行くってなったら何だか
変な高揚感と緊張感で唇が震えて朝からコーヒーはこぼすし、面会の待ち時間に待機してたファミレスでもドレッシングこぼすし、
マスクをして病院に入った時なんか唇がヒクヒク動いてるのが分かってさ。
会いたいのか会いたくないのか自分の気持ちも分からなかったけど…
君が倒れてから1番最初に病院へ駆けつけたデミくんが、
「意識は無いんだけど目に涙を溜めていた。」
「だからちゃんと聞こえてる。だから大丈夫」
なんて言うから
もしかしたら僕が言って、くだらないけどギリギリの会話をしたらもしかしたらニヤついたりするんじゃないかとか思っちゃってて
だから後で三角さんには怒られたけど
「なんか見られてる気がするんだけど、幽白の浦飯幽助みたいに幽体離脱して見てるでしょ?」
みたいな事を言ったけどマナベくん寝たまんまだし
病室の空気は凍っちゃったしさ。
でもジャンプ+の幽遊白書読んでて浦飯幽助の一旦死んでから復活して霊界探偵になる流れを知ってるマナベくんなら分かってくれると思って言ったんだよ。
まぁ…こんなこと書いたら三角さんはまた怒るだろうけどねw
君が倒れた金曜日もジャンプ+の幽白の更新日だったんだよ?
しかも仙水に殺された幽助が実は魔族の末裔で復活するわ妖気纏ってパワーアップしてるわって回だったんだよ。
ワイら厨二やん?
ネタでしか無いやん?
だからタイミング的に言うしかなかったやん?
でも君はその日、涙も出てなかったやんか。
デミくんが言ってた涙は出てなかったやん。
面会後に君のお母さんがお姉さんの事紹介してくれて、お姉さんが話しかけた時に涙を流したらしいやん。
そっちかよ!w
や、そっちの方が正しいんだけど
ワイ本当に空気読めないヤツやんけw
って思ったやんか。
しかも、お母さんもお姉さんもゆみちゃんもゆみちゃんのお母さんもみんな深々と頭を下げてお礼してくれて僕たちの体調を気にかけてくれるからさ、
「そんなに丁寧に対応して貰わなくても僕たちは大丈夫ですよ。」
と、言ったんだけど僕の声が小さかったからか
体調を崩すことなんか無いから大丈夫って意味にとれてしまったみたいで
『遼太郎の事を教訓と捉えて何かあったら病院に行ってください』
と優しく僕の目を見て言ってくれたんよ。
でも目は静かに怒っていたよ。
僕をじっと見て力強く念押ししてくれてたよ。
めっちゃ良いお母さんやんか。
そっちの意味じゃ無いって弁解しといてくれよ。
しかもあの日、めちゃ雨降ってたから履いてた白いコンバースのオールスターがグチャグチャだしめっちゃ汚くなっちゃった。
マナベくんが基本オールスターだからなんとなく履いて行ったらグチャグチャだよ。
なんだか何もかもがうまくいかない1日だったよ。
『ジャックパーセル履きたい』
って言ってたやん。
だから、とりあえず僕が代わりに履いておく。
色は白でも別に良いよね?
君は自分のことより周りの事を気にかけてばかりだからみんなの事を今も心配しているかもしれない。
もうゆっくり休みなよ。
ゆみちゃんを見守ってあげれば良いやん。
マナベくんは本当に友達が多いからさ。
みんなマナベくんの事が好きだからさ。
僕にとっても1番の友達だから
マナベくんって過去の栄光や他人の黒歴史弄ったり自分の黒歴史晒したりする事はあっても
自分がしてきた事への後悔やネガティブな事を言った事を一度も目にした事がない。
いつも前しか向いてないんだよね。
過去をほじくり返しても未来の事しか語ってない。
だから僕も前を向いて行こうと思う。
すぐ物事を忘れる僕だけど2月2日はさすがに分かりやすいよ。
君の事を忘れる事は無いでしょう
でもさようなら。バイバイ。
また来世でね!
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