『ネタバレあり』
アカデミー賞で作品賞は逃したものの
『監督賞』・『主演女優賞』・『主題歌賞』・『作曲賞』・『美術賞』・『撮影賞』
の最多6部門を受賞したラ・ラ・ランド。
日本版タイトルに 【・】(中点)が2つも付いたタイトルなのに6部門も取ってしまったので
区切りの多いこと多いこと
デミアン・チャゼル監督はオープニングのANOTHER DAY OF SUNのシーン。
出典:YouTube
全然区切ったりしていない。
区切った表現なんて微塵も感じない。
渋滞中の車の中で女性が自然に口ずさみだしたと思ったら踊り出し、そのまま大勢が踊り出す。
ミュージカル映画が初見の僕は歌い出した女性を見て
(え…?こんなにナチュラルに歌って踊り出すの?)
と座・席に座りながら無言で反応していたのですが
アナと雪の女王とかめっちゃ歌ってた
そういえばエルサもありのまままでめっちゃナチュラルに歌ってた
アニメと実写だとこんなにもナチュラルさを出すのは難しいものなのかと思いながら
映画のタイトルが出て来るまでいきなり始まったミュージカルにグイグイ引き込まれてしまいます
出典:YouTube
とにかくこの白シャツの男性の歌声がエモい。
映画を観終わった後にも耳について離れない
出典:YouTube
次々と軽快なリズムに合わせて車から人々が爽やかに歌い出し踊る異世界
夜遊びに慣れてる友達に誘われて初めて行ったクラブの雰囲気に圧倒された18歳の夜。
頭の引き出しから導き出したのが
『ドリフのヒゲダンス』しか無かった僕は
リズムに合わせて手のひらのやり場に困りながらボックスステップ踏んでしまった。
そんな僕にもきっと優しく手を差し伸べてくれる異世界 LA LA LAND。
もう、このオープニング・シーンだけで1本観終わったような感覚でしたが
クラクションの音と歌のクライマックスとともに優しい異世界からミアとセブそれぞれの物語
という第2幕が始まります。
内容はシンプル。
2度目の再開の時に2人はまた
ナチュラルに歌い出し、踊り出します。
出典:公式Twitter
字幕付きでミアに『化繊のスーツ』
と言われて「ウール!」と言い返したセブのセリフには字幕が付いていないところにちょっと翻訳した人の悪意をかんじるぞ!
ミアとセブ。
それぞれの夢と愛との紆余曲折を経て行くのですが
『様子を見よう』
出ました、名言です。
ラ・ラ・ランドを観に行った後に
4月からお互いの道を歩む長距離カップルは彼氏がこのセリフを口にしたら要チェックです!
セブと同等の思いでこのセリフを言える男はそうそういないでしょう。
5年後にタラレバの夢を彼氏に見せてあげましょう
そう、タラレバ。
まさかのクライマックスでタラレバ
ここでモヤッとしてしまうのは僕だけでしょうか…?
座席を立ち、軽快なステップよりも地団駄を踏みそうになりながら映画館を後にしたところでまた、あのエモい歌声が脳内リピートしてくるのです。
結果、こうなって
こう!
もう、この曲だけで生活にハリというか
踊りたくなってしまいます。
僕はリズムカルに洗濯物を干して3日が経ちました。
ラ・ラ・ランドを観てからANOTHER DAY OF SUNを歌いながらボックスステップを一緒に踏める方、ムーンライトを観ながら是非セッションしてください!
しかし、なかなか面白い映画でした。
それでは、さよなら さよなら さよなら
☞to be continued
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