渾身の映画レビュー。実写版【ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章】

どうも、ヒロユキです。

もう、公開も終わりに差し掛かった8月下旬。
いちジョジョファンとして夏休みのど真ん中に映画館に足を運びながらもこんな結果になってしまい。

ありがたい善意を握りしめ、再度映画館へ

人の金で映画を観てきました!

代わりに渾身の映画レビューをブログに書くと集めたフレンドファンディング。


おかげさまで必要金額を大きく上回り、
無事に観ることが出来ました。

しかし…人様の稼いだお金で娯楽でもある映画鑑賞

ここにきてレビューを書く事へのプレッシャーが半端ない…

プレッシャーばかりです。

チケットを買っても¥1,800
余った分でネタになりそうなグッズでも…
と思って売り場に行くも、パンフレット以外は全て『スパイダーマンホームカミング』と『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
のモノばかり。

しぶしぶパンフレットのみを購入して各キャストのインタビューを読んでいるとプレッシャーです。
ほぼ全てのキャストがジョジョの実写化に対してのプレッシャーの大きさを語っていました。

原作もコミック累計一億部を超え、今もなお連載されているシリーズの中でも第四部は人気のシリーズですからまぁ、アンチありきの実写化ですからね

そんな実写版、【ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章】

第一章。続編ありきの構成とはいうものの、原作のジョジョシリーズの中でも特に登場人物の多い第四部という事もあり、出てこないキャラクターやコンパクトにまとまった伏線ストーリーもありました
(原作を知らない人でもスタンド能力が理解しやすい様な配慮もありました)
しかし原作は原作、映画は映画
そんな部分は気にならない程スムーズに話は進みます。

CGのスタンドも、スタンド使いにしか見えない
程よい質感がしっかり再現されていて世界観そのままでした。

「出会いは重力、重力は愛」

物語は、山崎賢人さん演じる主人公、東方仗助(JOJO)を中心に、形ある超能力[スタンド]を交えた杜王町という街で起こる奇妙で奇怪な出来事を神木隆之介さん演じる転校生 広瀬康一の目線を通して第三者的な角度で本編を見ると同時に、互いの重力に引き寄せられる様に出会うスタンド使い達の戦いに巻き込まれる康一くんの成長を見守ることになります。

原作でM県S市(宮城県仙台市)にある杜王町なのですがロケ地がスペインのシッチェスという地中海に面したリゾート地なので原作の杜王町をイメージしていると一瞬、違和感を感じるのですが、すぐ慣れます。

「あれ?道路標識ってこんなに枠が大きくてシンプルだったかな?」

「虹村家、豪華すぎないかな?」

という考えが頭をよぎるのですが
すぐ慣れます。

ジョジョの世界観、登場人物の服装、各キャラクターの髪型、特に億泰の髪型、インテリア、揺らめくスタンド。
シッチェスの街並みに見事に溶け込んでいます

ジョジョの色鮮やかな世界観を無彩色の多い日本で実写化しようものなら街を闊歩する各キャラクターが浮いて仕方なかったのではないかなとも思います(特に億泰)

もう、億泰のクオリティが半端ない




出典:YouTube
さっきから億泰を連呼していますが
これ、原作知ってて映画を観た人は分かると思うんですが
新田真剣佑さん演じる虹村億泰が原作の億泰そのまますぎて際立っています


出典:YouTube

挙動、雰囲気、話し方、性格から何もかも
億泰でしかありません!

岡田将生さんの爽やかな虹村形兆も山田孝之さん演じる原作よりも闇の深いアンジェロよりも
億泰のインパクトが第二章への期待を膨らませてくれます。

ラストの仗助、億泰、康一くんの登校シーン、引きの画なのですが表裏のない億泰の笑顔が手に取るように伝わります

第一章は仗助に敗れた虹村形兆が弓と矢を渡すところを拒んでいる瞬間、何者かのスタンドに殺されてしまうという原作と同じところで第二章へと続く形で幕を閉じるのですが
ここで出てくるのが原作の音石明のスタンドはなく原作第四部のラスボス、吉良吉影のスタンドが出てきます。

映画のサイズに収める為の改変だと思いますが、出て来なければいけない岸辺露伴、杉本鈴美が控えていますし、康一くんの精神とスタンドの成長を考えると今回はあまり出番の少なかった小松菜奈さん演じる山岸由花子は第二章で更にその本領を発揮するでしょう。

実写版ジョジョの奇妙な冒険は第三章で完結。
という形になるのではないかな?と勝手に想像しています

しれっとネタバレしましたが
全く問題ありません

映画版ジョジョ公式ツイッターが本編のバトルシーンをアップしすぎて観に行く必要なくなる。みたいな意見がツイッターのTLにも流れてきましたが
全く問題ありません

なぜならジョジョは5W1H

いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)

が鍵を握る構成の作品だからです。

単純明快なバトル映画ではなく
各能力のメリット・デメリット、地形やタイミング、その全てがハマった時の爽快感はジョジョならでは

とても満足な映画でした。

個人的には第一章では臆病な康一くんの今後の成長と
エコーズACT3の登場が今から楽しみです!


出典:YouTube

そして今回、レビューを書くにあたって支援いただきました皆さま。ありがとうございました!

SpecialThanks

鈴木 大さん
桑野 友春さん
長澤 圭佑さん
田口 健一さん
植垣 努さん
本田 晋一さん
伊藤 修久さん
花木 洋斗さん
葛西 祐介さん

さて、原作読みなおそう
☞to be continued

この記事を書いた人

ヒロユキ

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