無線の音[ピリリ…ピリリ]
『…ガ…アルファーからブラボーへ…アルファーからブラボーへ…応答せよ』
「こちらブラボー」
『…今回の任務は豊橋で行われるセレモニー出席者の護衛だ』
「護衛?それだけか?」
『任務は護衛だが、同じ時刻に【豹】と呼ばれる人物が現れる可能性が高いことが分かった』
「何…豹が…⁉︎」
『ああ…お前が何年も前から追い続けていた【豹】だ』
『ただ、深追いはするなよ!今回の任務はあくまで護衛だからな』
「分かっている…」
無線を切る音[ピッ…]
(豹か…)
(まぁ、今回の任務はげん屋まで無事に木戸さんを送り届けるのが最優先ミッションだ)
(今回は時間はある。送り届けてから豹を探してもいいだろう)
木戸さん『バスが来るまでもう5分前なんでそろそろ出ましょうか』
MISSION START
[ステージ:豊橋駅]
(くっ…早速【豹】が現れたじゃあないか…)
(このままではマズイ…木戸さんの安全を確保しなければ!)
回り込むヒロユキ
(よし、少し距離が空いた…)
(少々危険だが、このまま木戸さんの安全が維持できる距離まで空いたら一気に【豹】を仕留めよう)
(まだだ…まだ、もう少し)
(よし!今だ!)
(う…マズイ…野生の勘か?こちらを警戒しているようだ)
(ダメだ!気付かれてしまった…)
(だが、こんなチャンスは2度とないかも知れない…一気に畳み掛けるぞ!)
(クッソぉぉぉぉぉぉぉ!)
(え…なになに⁉︎)
(何⁉︎…え?…何?読めない!)
(ほたて?)
(ヒィィ!怖い怖い怖い怖い怖い)
ドスッ…
後編につづく
☞to be continued
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